リンのハワイ出産日記

日本在住の中国人嫁が日本人夫と力を合わせてハワイで出産するまでの記録

出産レポート 3)

リンです (⌒▽⌒)

3回に分けて書いている出産レポートも今回が最終回、ついに生まれます。

6/4 AM 7:00
看護婦さんが様子を見に来た時に異変があったようで、ベルが押されて部屋に看護婦さんが10人ほど現れ、酸素マスクもつけられ、なんだか騒がしい様子。どうやら赤ちゃんの心拍数がなくなり、子宮口が10センチで全開になってすぐにでも産まれそうな雰囲気。いつの間にか担当のヤザワ先生が来てくれていた。どうやら、赤ちゃんの頭が急に下がってきたせいで心拍数が一瞬なくなったが、もう戻ったようです。破水もその時した(自然に破水したのか、破水させたのかは不明)。出産の準備は全て整ったが、一旦休憩して1時間後からいきみ始めましょうと言われる。

AM 7:30 

夫がお母さんと夫の朝食を買ってきて、LDRルームで食べる。私は麻酔されているので、食べてはいけません。

AM 8:10

そろそろいきむということで担当看護婦さんが来てくれた。夫がカメラを三脚に設置。いよいよですね。自分でも分娩の様子が見えるように鏡を足元に設置してもらいました。「両膝を立てて、子宮の収縮に合わせていきむ(無痛分娩なので痛みは感じないですが、子宮の収縮は感じます)。1回の深呼吸で3回いきむ。いきむ時は、スクワットをするような力でPUSH」と言われ、とりあえず1回いきんでみました。「普段使わない筋肉を使うので初産の人は2時間、100回くらいいきむつもりで頑張りましょう」ということで、全力でいきむこと1回、赤ちゃんの頭が見えてきました。「ちょっと待って、あなたのいきみが上手すぎて、このままだと先生が来る前に赤ちゃんが生まれちゃうよ。とりあえず、半分の力でいきもう」と言われる(笑)。私自身としては頭のてっぺんしか見えていないから、今までYoutubeで見ていた出産シーンの動画からするとまだまだ時間かかるのではないかと思っていましたが、看護婦さんの言うとおり、子宮の収縮に合わせて、半分の力でいきむ20分。旦那曰く、いきむたびに赤ちゃんの頭が見え、すぐにでも生まれそうな感じでひやひやだったそう(笑)。

AM 8:35

ようやくヤザワ先生が来てくれた。足置き台がベッドの下から出てきて、足をそこに置いてくれた。先生の前にもテーブルらしきものが置かれ。そして、生まれてすぐにカンガールケア(直接肌と肌を合わせて赤ちゃんを縦抱きにし、上から掛け物をすること)できる様もう一人の看護婦さんが来てくれた。「これで全力でいきんで良いですよ」と言われた。深呼吸して3回いきみ、もう1回深呼吸して3回いきみ、そのままもう1回いきんでみる?と聞かれ、YESと答えて全力でもう1回いきんだことでなんと赤ちゃんが「うーぎゃー」と泣きながら生まれてくれた。

AM 8:43

先生がすぐに胸のところに赤ちゃんを置いてくれた。赤ちゃんがとても小さくて、暖かかったです。とてもかわいいと思いました。思わず、私も夫もお母さんも泣いてしまいました。カンガルーケア中に胎盤が出てきたようです。そして軽度の会陰裂傷があったようで、先生が縫ってくれました。私は赤ちゃんとの触れ合いに集中しすぎて、麻酔のこともあり、気づくことすらありませんでした。

AM 9:00

小児科の看護婦さんらしき人が3人来て、赤ちゃんの健康状態や体重、身長等を確認してくれた。

AM 10:30

LDRルームで1時間半くらい休憩してから、4階のMother Baby Care Centerに移動、そこから赤ちゃんと二泊三日の入院生活が始まります。

以上、私の出産レポートでした。おしるし→前駆陣痛→本陣痛→子宮口10センチ開く→破水→出産、という非常に標準的なコースでした。無痛分娩だったので陣痛を経験したのは3時間だけでしたが、それでも人生を疑うほどの痛みでした。今は全てのお母さんに感謝、尊敬の気持ちでいっぱいです。