ドキドキの入国審査
リンです (⌒▽⌒)
現地時間の朝9時半、ホノルル空港に到着。私のお母さんは上海からの飛行機でその1時間前に到着していました。着いてすぐ携帯の電波を入れるとお母さんから“既に入国審査を終えて空港の外で待ってる”というメールが入っていました。
急いで飛行機を降りて入国審査に向かい、機械で自分の情報を入力、パスポートとビザのバーコードをかざすとレシートが出てきました。レシートを持ち、案内係の指示通り列に並んで5分、私の番になりました。
良い印象を与えるよう、笑顔でHiと挨拶。質問なしでいきなり両手の指紋採取を指示されました。今回はひょっとしてこれだけで入国できるのではないかと、こっそり喜びながら指を機械に押しつけました。
しかし指紋採取後、follow meと言われ中国人の間で有名なあの「黒い部屋」(壁に黒いフィルムが貼られている)に連れて行かれました。そうかこれが例の黒い部屋ね、と思いながら椅子に腰掛けました。不思議なことに全く緊張せず、むしろ少しほっとしていました。指紋だけで入国してしまったら出産という目的を告げないまま入国してしまうことになるので、私はそれを少し心配していました。
お母さんにとりあえず返信しようと思ったのですが、電波が入りません。部屋を見渡すと携帯利用禁止の貼り紙がありました。やることないので部屋にいる人を観察していました。日本人妊婦1人、韓国人家族3人、中国人男性1人、タイ人っぽい女性2人。順番に名前を呼ばれ、色々聞かれている様子。
30分待ったところで私の名前が呼ばれました。
面接官:英語できますか?
私:はい、できます。
面接官(パソコンの画面をみながら):アメリカにどれくらい滞在する予定ですか?
私:3ヶ月、滞在する予定です。
面接官(パソコンから私の顔に視線を移し):何故?
私(事前に準備していたハワイで出産したい理由をまとめた紙を渡し):ここで子供を産みたいからです。
面接官(その紙を真剣に読み終わって):出産の為にいくら準備していますか?
私:8万ドル準備しています。
面接官:銀行の残高証明はありますか?
私:はい。(銀行の通帳を見せました)
面接官(通帳を見ながら真剣にパソコンに何か入力):その他にはFunding(資産)がありますか?
私(想定外の質問だったので少し考え):8万ドルは私と夫の共通の貯金で、夫個人の貯金は他に3万ドルほどあります。夫の両親は医者で私の両親は学校の先生、何かあったら助けてくれるはずです。
面接官:初めての子供ですか?
私:はい、初めてです。結構緊張しています。
面接官:あなたの夫の職業は?
私:プロダクトデザイナーです。
面接官:(しばらくパソコンを眺めた後):滞在先はレンタルですか?
私(家賃引き落としのクレジットカードの明細を渡し):はい、3ヶ月分の家賃を既に払っています。これはレシートです。
面接官:大家さんの名前と電話番号を教えてください。
私:○○さん、電話番号は○○です。
面接官:産婦人科の先生は予約していますか?
私:はい、来週月曜日に検診を予約しています。名前と電話番号はこちらです。
面接官(パソコンにいろいろ入力後):椅子に掛けて少しお待ちください。上司に聞いてきます。
待つこと10分、また名前が呼ばれました。
今度は笑顔で親指を立て''もうOKだよ”と言ってパスポートと出口用のレシートを渡してくれました。
私:ありがとうございます!Have a nice day!😊
面接官:You too.
こうして入国審査を終え、荷物をピックアップして空港の外で待っているお母さんに無事合流しました。
事前準備を充分にしていたので“きっと大丈夫だ”と自信を持って対応でき、そのお陰で上手くいったのではないかと思っています。