リンのハワイ出産日記

日本在住の中国人嫁が日本人夫と力を合わせてハワイで出産するまでの記録

ハワイで最初の妊婦検診

リンです (⌒▽⌒)

ハワイでは、病院ではなく産婦人科の先生個人に妊婦検診の予約を入れるので、先生のオフィスに訪問して妊婦検診を行うことになります。私が予約したヤザワ先生のオフィスはカピオラニ病院の11階にあります。ハワイに来て最初の妊婦健診に行ってきました。

午前10時半の予約でしたが、初診は問診票を書く必要があるので10時に来てくださいと受付の人に言われ、9時50分に行きました。受付に名前を告げると“IDはありますか”と聞かれ、やばい何も持って来てない…と思いながら“無いです”と答えたら、“まあいいや”という感じで顔写真を撮ってくれました。それでカルテを作ってくれたようです。

その後両面印刷で5枚綴りの問診票(英語)を渡されました。内容は名前、住所、電話番号等の個人情報や病歴等に関してで、病名などの英語はよくわからないので電子辞書を使いながら埋めていきました。10時半になっても終わらなかったせいか“Let me help you”と受付のお姉さんから助け舟が出され、翻訳して貰っちゃいました( ̄▽ ̄)。

その後、日本の検診と同じようにトイレで採尿し、看護婦さんぽい人(日本語できない)が体重、身長、血圧等の検査をやってくれました。

その後内診台のある部屋に案内され“下を脱いで内診台に座って待っていてください”と言われました。日本のように内診台の周りにカーテンがあるわけではなく、仕切りのない部屋で下半身裸のまま待つこと10分、ヤザワ先生が来ました。30代から40代くらいの素敵な女性です。日本語も堪能で安心しました。赤ちゃんの心音を聞いた後に内診となり、私の下半身側の椅子に腰掛けていたお母さん(付き添いで来ていました)が慌てて私の上半身側に来ました( ̄▽ ̄) 内診の結果、子宮口が1センチ開いていること、胎児の頭が下を向いていることを確認(現在35週です)。

内診後に百日咳の予防接種は済んでいるかと聞かれ、していないと答えたら、受けるのであればこの病院へ行って下さいと紙を渡されました。アメリカでは27週以降の妊婦に推奨しており、それを打つと胎児にも抗体ができるのだそう。ただ、日本で生後3ヶ月頃に赤ちゃんが受ける定期接種の中に同じものがあるのでアメリカでは受けないことにしました。

“その他質問はありますか”と聞かれ、用意していた質問を3つしました。

Q1:小児科の先生を紹介してください。

A1:日本語のできる先生2名、中国語のできる先生1名、それぞれの名前を教えていただきました。

Q2:日本で加入している健康保険のため、出産後に先生のサインを2箇所いただけますか。

A2:“もちろん、サインしますよ。”と快諾してくれました。

Q3:入院の際には何を持っていけばいいでしょうか?

A3:“ナプキン、オムツ、パジャマ、産褥下着など必要なものは病院側が用意してくれています。ただし、洗面道具や退院用の服など個人的なものは自分で用意する必要があります。詳細は病院が定期的に開催しているマタニティツアーに参加してそこで聞いてください”と言われました。

と、ハワイで最初の検診はこんな感じだったのですが、最後に小さなトラブルがありました。オフィスの廊下にある椅子にかけていて下さいと言われ待つこと5分、もう1人の看護婦さんぽい人(日本語はできない)が来て、いきなり51ドル払うように言われました。戸惑いながら“What's this?”と聞いたら、ヤザワ先生を呼んでくれました。どうも菌の予防接種?のようなもので、菌があると分娩の際に処置が必要になるので必須だそう。必須ならばとクレジットカードで払おうとしたらサインが要るらしく、それが夫名義のカードであったために使えませんでした。現金は少ししか持ち合わせがなく、自分のクレジットカードも持って来ていなかったので“一旦家に帰ります。午後にもう一度来ます”と告げて先生のオフィスを出ました。

午後にもう一度行き、費用の支払いを済ませて予防接種の注射を待っていたら、これで終わりと言われました。ちょっと待ってどういうこと?注射されていないよ。午前中にもされた記憶はないし。と一生懸命英語で伝えようとしましたが、向こうは一向に理解してくれていない様子。しょうがなく受付の日本語が堪能なお姉さんに聞くと、どうやらこれは検査の費用らしい。午前中の内診時に先生が採取したものを細菌の検査にかける、ということだったみたいです。なるほど、どうも失礼しました。

やはり言葉の壁は厚いですね。日本語が堪能な産婦人科の先生を予約してよかったと改めて思いました。