リンのハワイ出産日記

日本在住の中国人嫁が日本人夫と力を合わせてハワイで出産するまでの記録

事前準備1) ビザの取得

リンです (⌒▽⌒)

私は中国人のため、アメリカに行くにはビザが必要です。元々アメリカの観光10年ビザ(B1/B2)を持っていますが、今回の目的は観光ではなく出産です。観光ビザで本当にアメリカに入国出来るか不安だったので、念のためもう一度ビザを取得しにアメリカ大使館に行きました。

アメリカビザを取得するため、まずはインターネットで申請フォームを埋め、申請費用をクレジットカードで支払った上で面接(Interview)を予約し、アメリカ大使館へ面接を受けにいく必要があります。この面接は日程に空きがあるか分からないので早めに予約することをお勧めします。私は3週間ほど前に予約しました。あと噂によると早い時間の方が面接官の機嫌が良いそうです。

私はビザを順調に取得できるよう、様々な書類を準備しました。履歴書、会社の在籍証明書、住民票の写し(日本人の夫とは別姓のため)、持ち家の登記簿、直近3ヶ月の給与明細、直近2年間の源泉徴収票、残高証明としての通帳、保険証券(出産対応の保険に事前に加入していたので)、出産にかかる費用の見積もりを自分でまとめたもの。そしてそれらを出来る限り英語化。とにかくアメリカで不法滞在せずちゃんと日本に戻る意思があること、出産費用をちゃんと支払う能力があることを証明するために、思いつく限りの資料を用意しました。

8時半に面接を予約しましたが、結構並ぶと聞いたため当日は8時前にアメリカ大使館に到着。やはり並んでいましたが、15分で入館。セキュリティチェックはとても厳しく、電子機器は受付に預けることになります。2つ以上の電子機器を持っていた場合は預けることすら出来ず、入館できません。その場合は駅に戻ってロッカーに電子機器を預け、再度並ぶことになります。傘は傘立てに、ペットボトルはゴミ箱行き。金属探知機や、カバンの中身確認など、空港のようなセキュリティチェックを受けた後に入館しました。

受付を済ませてから、アメリカ大使館で指紋を採取されたことない方はまず指紋採取。それから更に45分くらい待ったところで、窓口の面接官に呼ばれました。

面接官とのやりとりは以下の通りです。全部英語でのやりとりになります。

面接官(笑顔):アメリカへ渡航する目的は観光ですか?

私:いいえ、子供を授かりましたので、アメリカで子供を産もうと思います。

面接官が難しい顔をし始めましたが、私がアメリカで子供を産もうと思った理由を告げました。

面接官:アメリカで子供を産む場合、いくらかかると思いますか?

私:200万円くらいだと思います。その資金は準備しています。私と旦那も日本で正社員として勤務しており、最近自宅を購入しました。日本での生活にとても満足しており、アメリカに不法滞在することはありません。

面接官:あなたとあなたの夫の会社名を教えてください。

私:〇〇株式会社と〇〇株式会社です。

面接官:少しお待ちください。

面接官が奥の部屋に入りました。どうやら、上司に相談しに行ったようです。

ドキドキしながら待つ事5分、面接官が戻ってきました。

面接官:あなたは既にアメリカの観光10年ビザを持っているのにどうしてもう一度申請しにきたのか分かりませんが、あなたが望むならもう一度ビザを発行しますよ。一週間後にはビザが貼ってあるパスポートが自宅に届きます。Have a nice day!

私:ありがとうございました!☺️You too!

面接自体は5分ほどで終わり、後日ビザが貼付されたパスポートが届きました。元々持っているビザと種類は一緒ですが、ちゃんと子供を産む目的を告げたので、観光ビザでは入国させれない!と空港の入国審査で止められる心配は無くなった…と思います。